天邪鬼な想いの行方
社会人同士 元大学同期 片思い 遊び人 すれ違いだけど最近、杜樹の比佐子を抱く腕が優しく感じられて、胸が痛い。
杜樹との関係を苦しく思いはじめていたある日、二人の関係に転機が訪れた。
ラスト・クリスマス
驚きながらも受けようかどうしようかと迷う比佐子の頭に浮かんだのは、
大学時代から中途半端な関係を続けている杜樹の事。
情けない男
まったく、面倒くせぇなあとは思うけど、放っておくのも哀れだから付き合ってやるか。
――そんなスタンスの友人視点で見る、杜樹の本当の姿とは……?
ダチ→スキ→カノジョ?
大学生同士 出会い 自覚 はじまり女扱いしてなかったけど女なんだと知っていた。気づいてて、気づかない振りをした。
杜樹が比佐子と出会ってから、彼女への気持ちに気づくまでの経緯と、気づいてから、天邪鬼な二人の関係がはじまるまでのお話。
夏の虫駆除方法。
そんな場面を見ておいて、惚れた女を奪い返さない馬鹿がどこにいるってんだ?
あわてんぼうのクリスマスイブ
後ろ向きな想像に苛まれながらもやっと着いた待ち合わせ場所には、杜樹と、彼にくっついている見知らぬオンナノコ。
――ああ、やっぱり、嫌な予感、大的中――
主要人物
山上 杜樹(やまかみ とき) 会社員。ちょっとチャラ系。